FXを始めたばかりの初心者の方は、決済のタイミングで悩むことが多いですよね?
もう伸びないだろうと決済したら、途端に値段が伸びていった、ということって多いですよね?反対にエントリー後は順調にだったのに、建値まで戻ってきたので決済したら、すぐ反転して伸びていった、ということもあると思います。
初心者に限らず、個人投資家は値段を操作することができないので、こんな事は当たり前に起こります。ただし、初心者トレーダーと熟練トレーダーには、大きな違いがあります。熟練トレーダーは、決済のタイミングで迷うことはありません。
今回は、FXの決済のタイミングについて考えてみます。
FXの決済タイミングはいつが良いの?
初心者トレーダーと熟練トレーダーの違い
初心者トレーダーと違い、熟練トレーダーは決済のタイミングで迷うことはありません。
結論から言えば、熟練トレーダーはエントリーの段階で、利益を確定する目標を決めています。利益を確定する目標は、省略して「利確目標」と呼ばれることが多いです。
熟練トレーダーは、損切りポイントと利確目標を明確に決めています。「値段がどこまで伸びるか分からないんだから、利確位置なんて決められないんじゃないの?」と疑問に思うかもしれませんが、熟練トレーダーは、自分なりの根拠があって利確目標を決めています。
熟練トレーダーの利確目標の決め方(例)
熟練トレーダーの利確目標の決め方は、トレーダーによってマチマチです。今回は、一番簡単でオーソドックスな利確目標の決め方をご紹介します。
ズバリ、利確目標は「次の重要な値段まで」です。初心者トレーダーの方であっても、トレードの一番基本となる「水平線」は引けていると思います。現在の値段から見て、上側の水平線を「レジスタンスライン」下側の水平線を「サポートライン」と呼びます。その水平線付近を利確目標としています。
水平線やレジスタンスライン、サポートラインについては、次のリンク先で解説しています。
例えば、買いエントリーの場合は、次のレジスタンスラインが利確目標になります。
反対に、売りエントリーの場合は、次のサポートラインが利確目標になります。
損切りポイントと利確目標の両方を決めることで、リスクリワードを考えたトレードをすることができます。エントリーする前には、損切りポイントだけでは無く、利確目標を決めておきましょう。例えば、利確目標が損切りポイントよりも近い場合は、エントリーを見送ったほうが良いでしょう。
リスクリワードについては、次のリンク先で解説しています。
利確目標を複数設定している場合もある
熟練トレーダーの利確目標は、複数設定している場合があります。
第1利確目標まで来たが、まだまだ伸びそうだと判断した場合は、第2利確目標を狙う、という使い方をします。こうすることで、利益をどんどん伸ばしていくことができます。ただし、判断を間違えると利益が少なくなっていくので注意が必要です。慣れるまでは、第1利確目標で決済しましょう。
まとめ
- 熟練トレーダーは、利確目標を決めてからエントリーしている
- 損切りポイントと利確目標の両方を決めることで、リスクリワードを考えたトレードができる
- 利確目標は複数あっても良い。利益をどんどん伸ばしていくことができる。ただし、判断を間違えると利益が減っていくので、慣れるまでは第1利確目標で決済するべき。
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