少しの利益しか出ていないのに我慢できずに決済することをチキン利食いと言います。
チキン利食いをした後に限って、利益がどんどん伸びて行ってしまうなんて事が多いのではないでしょうか。
今回は、そんなチキン利食いについてのお話です。
FXのチキン利食いの原因と対策
チキン利食いは誰しもが通る道だと思います。
厄介なのが、チキン利食いを克服しない限りはFXでは勝てないと言う事です。
チキン利食いがクセになっている限り、損小利小もしくは損大利小のトレードになってしまいトータルでプラスになることが難しくなります。
チキン利食いの原因
まずはチキン利食いをしてしまう原因を考えてみます。
好きでチキン利食いをしている人は居ないですよね。
勝率を上げたい
FXを始めたての頃は勝率にこだわってしまいがちです。
もちろん勝率は高いほうが良いのですが、大切なのはトータルでプラスにするということです。
例え勝率が低くても月トータルでプラスになっていれば何も問題ありません。
反対に勝率が高くてもチキン利食いを繰り返していればトータルではマイナスになってしまいます。
勝率については次の記事でも触れています。良ければ見ていってください。
少しの損失も出したくない
資金が少しでも減ることに耐えきれずに、微益や建値で決済してしまうこともあります。私もこれにハマってしまいました。
微益決済、建値決済がクセになってしまうと非常にまずいです。
自分が大きく勝てるイメージができず、損失が出たトレードで過剰に失望してしまいます。
ロットが大きすぎる
少しの値動きで心が乱されるなら、ロットが大きすぎる可能性が高いです。
FXでは安定して利益が出るようになってからロットを大きくしていく事が理想的です。
心が乱されるトレードをしていると、少しの利益での決済や少しの損失での損切りを繰り返してしまいます。
そんな状態では安定した利益を出すことは不可能です。
ロットはいつでも上げることができます。心が乱されない程度のロットに下げてトレードしましょう。
チキン利食いの対策
私がチキン利食いの対策として行った事の中で、効果があったものをいくつかピックアップしました。
利益確定の目標値段を決めてエントリーする
私はエントリーした後、すぐに損切り注文を逆指値で入れています。
反対に決済注文は手動にして、伸ばせるところまで伸ばそうというトレードをしていました。
このトレードは問題なさそうに見えるかもしれませんが、ただの無計画トレードです。
トレードは損切り位置と利確位置の両方を明確にしてからエントリーするべきです。
利確位置を決めていないと「これぐらいで良いか」「含み益が減ってきたから決済しよう」と適当に決済してしまいます。
臨機応変の名を借りた無計画トレードはやめるべきです。
目標の値段まで絶対に決済しない
利益確定の目標値段を決めてエントリーしたのであれば、その値段になるまでは決済せずに我慢しましょう。
後1pips足りない、という状況だったとしても目標値まで待つべきです。
それを繰り返すことで計画性のあるトレードを行うクセが付きます。
適当に目標の値段を決めていると悔しい思いをすることが多いので良い練習になりますよ。
チャートを閉じる
やはり人間なので目標の値段に届いていないのに決済したくなる事もあります。
嫌な予感がするとか今日は調子が悪いなど、何の根拠も無いありとあらゆる理由で決済しようとしてしまいます。
そんな時は、決済注文を出しておいてチャートを閉じてしまいましょう。
チャートを閉じてしまえば、手動で決済することも絶対にできません。
チャートを閉じても値動きが気になって仕方が無いという人はロットが大きすぎることが原因でしょう。
まとめ
チキン利食いは、損切り位置と利確位置が決められている計画性のあるエントリーをすることで治すことができます。
少しの値動きで心が乱されるなら、ロットを下げることが解決につながるかもしれません。
計画性のあるトレードを繰り返してチキン利食いを克服しましょう。
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