FXには数多くの通貨ペアがあります。
FXを始めて間もない時は、どの通貨を取引すれば良いのか迷ってしまうと思います。
たまたまトレードした通貨の値動きが大きすぎて大損してしまった、なんて事もあるかもしれません。
今回は、FX初心者の人がトレードするのに適した通貨ペアとその理由をご紹介します。
FXの初心者がトレードするべき通貨
取引するべき通貨の特徴
- スプレッドが狭い
- 取引量が多い
- 動く値幅が大きすぎない
スプレッドが狭い
当然ですが、スプレッドが広いとトレードとしては不利になります。
特にFXの初心者の頃はスプレッドを気にせずトレードしてしまいがちですよね。
私も初心者の頃は、スプレッドが数pipsもあるマイナー通貨をトレードしていました。
トレード回数が増えれば増えるほどスプレッド幅は手数料として利益を圧迫します。始めはスプレッド幅が狭い通貨ペアでトレードするべきです。
スプレッドについては次の記事でも触れています。良ければ見ていってください。

取引量が多い
取引量が多い通貨ペアをトレードするべきです。理由としては、取引量が多い通貨ペアは素直に動くという特徴があるためです。
素直に動くとは「テクニカル分析が効きやすい」ことにつながり、初心者でも比較的に値動きが予測しやすくなります。
動く値幅が大きすぎない
大きく値幅が動く通貨ペアでトレードしてしまうと、エントリー後すぐに想定外の含み損を抱えてしまうことが多いです。慣れたトレーダーであれば適切に対処できますが、FX初心者だと対処できずに、そのまま塩漬けや強制ロスカットされてしまうかもしれません。
値動きに体が慣れるまでは、振り幅の大きな通貨ペアをトレードすることは控えましょう。
初心者がトレードするべき通貨
- USD/JPY(米ドル/円)
- EUR/USD(ユーロ/米ドル)
USD/JPY(米ドル/円)
FXの初心者に1番おすすめなのは「米ドル/円」です。
取引通貨量が2番目に多く、日本のFX会社であればスプレッドが0.2pipsと極狭です。
そして値動きも比較的に控えめという、初心者にはうってつけの通貨ペアです。
注意するべきは他の通貨ペアと同様に、要人発言や経済指標発表のタイミングでは値動きが激しくなります。値動きが控えめな「米ドル/円」でも100pips以上動くこともあります。事前にその時間帯を調べておき、その時間はポジションを持たないようにしておきましょう。
経済指標については、次の記事でも触れています。良ければ見ていってくださいね。

EUR/USD(ユーロ/米ドル)
次におすすめなのは「ユーロ/米ドル」です。
取引通貨量は1番多く、スプレッドも0.3pipsと狭いです。
値動きは基本的に控えめですが「米ドル/円」に比べると大きい方です。「米ドル/円」だと少し値動きが無さすぎる、と思った人は一度「ユーロ/米ドル」でトレードしてみることをおすすめします。
通貨の価格が「1.11652」などと分かりにくい単位だと思います。計算方法もありますが、一度「1,000通貨」とか控えめな通貨でトレードしてみましょう。
あれこれ計算式を覚えるよりも、実際にやってみると理解が早いと思います。
取引しない方が良い通貨
FX初心者の人は、最初に取引しない方が良い通貨もあります。
トレードに慣れてきてから挑戦した方が良いと思う通貨をリストアップしてみました。
- GBP/JPY(ポンド/円)
- USD/GBP(米ドル/ポンド)
- EUR/GBP(ユーロ/ポンド)
- GBP/AUD(ポンド/豪ドル)
最初にトレードにはGBP(ポンド)は控えたほうが良いでしょう。
理由はポンドは非常に値動きの激しい通貨だからです。
但し、値動きが激しいということは大きな値幅を取れるということになります。
これは値幅が直接利益になるFXでは非常に有利なことです。
しかし、想定の逆に動いた時はそれだけ大きな損失になってしまいます。
FXの初心者は、まずは小さな利益と損失を重ねていって経験値を積むということが大事になります。値動きが大きな通貨ペアは魅力的に見えると思いますが、ぐっと堪えてまずはFXの経験を積むことに専念しましょう。
まとめ
FXの初心者におすすめの通貨ペアは「USD/JPY(米ドル/円)」「EUR/USD(ユーロ/米ドル)」です。この2つの通貨ペアに慣れてから、他の通貨ペアを試すことをおすすめします。
反対に最初は取引しない方が良い通貨ペアは、値動きが激しい「GBP(ポンド)」がある通貨ペアです。ただ、値幅が取れる通貨ペアなので上手にトレード出来るようになれば挑戦してみましょう。
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