FXの初心者が陥りやすい「ポジポジ病」というものがあります。
病気というのは大げさですが、常にポジションを持っていたいという衝動に駆られて、必要以上にエントリーをしまくってしまう状態のことを言います。
これは特別な病気でも何でも無く誰でもなってしまう病気です。
今回は「ポジポジ病」についてのお話です。
FXの常にエントリーしてしまうポジポジ病を克服しよう
ポジポジ病は絶対に治す必要があります。
なぜなら、ポジポジ病になっている間は絶対に勝つことができないからです。
もちろん勝てるトレードもありますが、月間トータル、年間トータルだと必ず負けることになります。
ポジポジ病の原因
病気を治すためには、まず原因を特定することが必要です。
ポジポジ病の原因とされていることを1つずつ見ていきましょう。
FXをギャンブルだと認識している
ポジポジ病の一番の原因がこれだと思います。
FXをギャンブルだと認識していると「いつポジションを持っても結局は運次第」だと思ってしまいます。そのため、いつか大きく勝てると期待して何度も何度もポジションを持ってしまうことになります。
ギャンブルとしてのFXは非常に勝率が低い部類に入ると思います。
ギャンブルをしたいのであれば、FXでは無くもう少し勝率の高いものを選ぶべきです。
FXはギャンブルなのか？については次のリンク先の記事でも触れています。良ければ見ていってください。
全てがチャンスに見えている
ほんの少しの値動きがチャンスに見えてしまったり、レンジ相場になっていることに気付かないままトレードしてしまっています。
特にチャンスでも何でも無い相場でのエントリーを繰り返して、無駄な損失を積み重ねてしまうことになります。
レンジ相場については、次のリンク先の記事で説明しています。良ければそちらもご覧ください。
リベンジトレードをしてしまう
これも熱くなってやってしまう人が多いのではないでしょうか？
リベンジトレードとは、前回のトレードで損失を出してしまっていた場合にそれを一刻も早く取り戻すためにトレードすることです。
前回の損失を認めることが出来ずに、一刻も早く無かったことにしたいという願望からくるトレードなので勝てる可能性は低くなります。
ポジポジ病の治し方
やっかいなポジポジ病がどうやれば治るのかを考えてみました。
トレードノートをつける
トレードを始めた時は「どこでエントリーすれば良いのか？」「どこがチャンスなのか？」まったく分かりませんよね。そんな状態だとポジポジ病になってしまうのは仕方が無いと思います。
当然負けまくると思いますので、その負けを記録していきましょう。
どんなトレードをしたのかをノートにつけていき、1週間に1度は見返してください。そして無駄なエントリーや勝率の悪いエントリーを見つけ出してください。
それらを以降のトレードで排除していけば、必然的に勝率の高いエントリーができるようになると思います。
このトレードノートをつけるという行為が、自分のルール作りや手法作りの第一歩となります。
トレードルールを作る
上記のトレードノートをつけていくことで、勝率の高いエントリーと勝率の低いエントリーが明確になってきます。それらを元にトレードのルールを作っていくことができます。例えば、レンジブレイクでの勝率が高かった場合は「レンジブレイクしかエントリーしない」というルールを作ることができます。
決めたトレードルールを守ることで自分の勝率が高いところでだけエントリーすることになるため、結果的にポジポジ病が治っていきます。
まとめ
FXで勝率の高いチャンスは頻繁に訪れることはありません。
エントリー回数が多いということは、勝率の低いエントリーが多いということになります。実際にFXで勝ち続けているトレーダーは、エントリー回数が極端に少ない人ばかりです。
まずはトレードノートつける習慣を身に着けて、勝率の高いルールを作っていきましょう。それらを繰り返していけば、必然的にポジポジ病は治るはずです。
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