FXの勉強をしているとリスクリワードという言葉を目にしたことがあると思います。
「リスクリワードの比率は1:2でトレードしましょう!」というような使われ方をしていると思います。
今回は、このリスクリワードの意味や実践的な使い方、私が実際にトレードしていて思うことなどを書いていきたいと思います。
FXのリスクリワードって何なの?そんなに重要なの?
私はFXの勉強を始めるまでは、あまり聞かない言葉でした。
リスクリワード普段使うことってあるんでしょうかね?
リスクリワードって?
リスクリワードは「リスク(損失)」「リワード(利益)」の2つの言葉が合わさったものです。
これで分かったと思いますが「リスクリワードの比率は1:2でトレードしましょう!」とは「損失1に対して利益が2になるようなトレードをしましょう!」という意味になります。
日本語で言う損小利大ですね。
FXのトレードでいうなら「損切り10pipsに対して利確目標が20pipsになるようなトレードをしましょう!」という意味になります。
常にリスクよりもリワードが大きくなるトレードを心掛けることで資金が増えていきますよ、ということです。
pipsって何?という人は良ければ以下を参考にしてください。

実際どうトレードすれば良いの?
では実際のトレードで「リスクリワードの良いトレード」「リスクリワードの悪いトレード」を見ていきましょう。
リスクリワードの良いトレード

上記はリスクリワードの良いトレードです。
エントリー位置から損切りまでが10pipsなのに対して利確目標が20pipsなので「リスクリワード1:2のトレード」です。
リスクリワードの良いトレードを繰り返すことで資金は増えていきます。
リスクリワードの悪いトレード

上記はリスクリワードの悪いトレードです。
エントリー位置から損切りまでが20pipsなのに対して利確目標が10pipsなので「リスクリワード2:1のトレード」です。
リスクリワードの悪いトレードを繰り返すことで資金は減っていきます。
私がリスクリワードについて思うこと
リスクリワードという考え方を学んだ時は「なるほどなぁ」とか「確かにそうすれば資金が増えるなぁ」と思いました。
しかし、実際にトレードをして感じたことは「リスクリワードが毎回そんな想定通りにいく訳がない」ということでした。
「リスク」の方は問題ありません。「損切り位置は自分で決められる」からです。
しかし「リワード」はどうでしょうか?当たり前ですが「値動きは自分で決めらない」です。 つまり「リワード」の部分は結果的にどうなるか分からないということです。
リワードは「予測」です。予測の半分しかいかなかったということは多々あります。
個人トレーダーができることは、過去検証や経験を積むことで「予測の精度を上げていく」ことだと思います。
予測の精度を上げていくことでリスクリワード比率の良いトレードができるようになるのかな、と考えます。
初心者がリスクリワードを考えるメリット
FX初心者にとってリスクリワードを考えるメリットは多いと思います。
決済位置が明確になる
リワード(決済位置)を決めてからエントリーすることになるため、決済位置まで利益を伸ばし続けることができます。また、決済位置で値動きが止まった場合も迷わずに決済しやすくなります。
不利なところでエントリーしなくなる
必ずエントリー前にリスクリワード比率を考えることになるので、不利なところでのエントリーを見送ることになります。
結果的に有利なところでのみエントリーすることになり、勝率が上がる効果が見込めます。
リスクリワードのリワードには不確かな部分はありますが、意識していくことで後々リワードの精度が上がり勝率も高くなっていくのではないでしょうか。
また、無駄なエントリーを減らすこともできるので常に意識しておいて損はないかと思います。
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