値動きのジグザグ表現
FXの解説で出てくチャートはジグザグで表現されることが多いです。
例えば、以下のようなチャートです。
解説用チャート
解説用のチャートは自由に書けるのでキレイにジグザグしています。
高値や安値、トレンド方向もハッキリしています。
実際のチャート
では、実際のチャートはどうなのか確認してみましょう。
解説用チャートのようにキレイではありませんが、本当にジグザグしています。
もしかすると、まだチャートを見ることに慣れていない人はジグザグに見えないかもしれません。
安心してください。1ヶ月もチャートを見ていればキレイなジグザグに見えるようになると思います。
どうしてチャートはジグザグしているのか?
トレンド相場には「上昇トレンド」と「下降トレンド」があります。
「トレンドって何?」という方は下記を参考にしてください。
例えば上昇トレンドならジグザグせずに、一直線にひたすら上がって行っても良さそうですよね?
でも実際はジグザグしています。
では、赤線のアの部分で何が起こっているのかを考えていきたいと思います。
結論から言えば、以下のようなことが起こっていると言われています。
- ロング勢の決済注文
- 逆張り勢のショート
- 反転期待のショート
ロング勢の決済注文
当たり前ですが、FXでは決済してはじめて利益が確定します。
決済注文は反対の注文になります。
例えば、買い注文の決済注文は売り注文になります。反対に売り注文の決済注文は買い注文となります。
下からロングしていたトレーダーは、どこかで利益確定の決済注文を出す必要があります。
ロング勢の決済注文は売り注文となりますので、売り注文がここに集中することになります。
逆張り勢のショート
ロング勢の決済注文で一旦下がると分かっているショート勢が、逆張りの短期の売り注文を仕掛けてきます。この注文はスキャルのような、ほんの数pipsを取るための一時的な注文です。
また、このショートの決済注文は買い注文となります。
この買い注文が、次の上昇のを助けることになります。
反転期待のショート
ここで反転すると期待したトレーダーは、ここで売り注文を仕掛けてきます。
また、この売り注文の損切りが買い注文となり次の上昇をサポートします。
相場ではトレーダー毎に様々な思惑があります。
同じチャートを見ていたとしても、注目するポイントやエントリーポイント、エントリー方向などトレーダーによって様々です。
他のトレーダーが何を考えているかを追求していくことが自分の成長にもつながると思います。
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