FXを始めたばかりの人や、まだ始めていない人にとって、FXって怖いものですよね?良くわからない未知のもの、なので当然怖いと思います。ましてや、大損したとか破産したという事も目にしたりします。
でも安心してください。たった1つだけの事を知っているだけで、FXは何も怖くありません。今回は、FXが怖いと感じる原因と、その原因を取り除くための対策を考えていこうと思います。
FXはこの1つさえ知っていれば怖くない
FXが怖いと感じる原因
FXが怖いと感じる気持ちは、どこから来るものでしょうか?
知人からFXは怖いよ、と言われたからでしょうか?FXで大切なお金を失ってしまった、という記事を見たからでしょうか?FXで資金をすべて失って、泣き叫ぶ動画を見たからでしょうか?
直接的な原因は色々あると思いますが、根本的な原因は1つだけです。
「自分が、いくら資金を失うか分からないから」です。
いくら資金を失うか分からない、ほど怖いことはありません。
想像してみてください、損をしても1,000円ぐらいかな?と思って、FXのトレードすると、見る見るうちに含み損が膨らんでいきます。含み損が少なくなるように祈りますが、気がつくと10,000円の含み損にまでなっています。10,000円の損失確定は認める事ができなかったので、就寝することにしました。翌朝チャートを開くと、20,000円の含み損にまで膨らんでいました。
損をしても1,000円ぐらいで済むと思っていたトレードが、気がつけば20倍の20,000円の含み損に膨らんでいた、というお話でした。
非常に怖い話ですが、FXではそうそう珍しい話ではありません。
え?じゃあ、やっぱりFXって怖いんじゃないの?と思うかもしれませんが、安心してください。どのFX会社の取引画面からでも普通にできることで、対策することができます。
FXは怖いと感じないための対策
FXが怖いと感じる原因は「自分が、いくら資金を失うか分からないから」でした。では対策は?とても簡単です。
「自分が、いくら資金を失うか決めておく」です。
ここまで含み損になったら損失を確定する、ということを、あらかじめ決めておけば良いのです。
これを「損切り」と言います。
損切りをすれば、それ以上損をすることはありません。「自分が、いくら資金を失うか分からない」から開放されることになります。損切りには、大きく分けて「手動で損切り」と「自動で損切り」の2種類あります。それぞれの損切りについて説明します。
手動で損切り
その名の通り、自分で損切りを実行します。例えば、含み損が1,000円になったら損切りをすると決めておきます。値段がそこまで来た時に、損切りを実行すればOKです。そこで損失は確定するので、それ以上の損をすることはありません。
自動で損切り
手動で損切りをする場合は、チャートをずっと監視しておく必要があります。これだとチャートから目を離すことが出来ないため、非常にストレスです。
また、突発的なニュースや要人発言などで、チャートが一気に動いた時に対処することができません。そんな時は「自動で損切りをしてくれる注文」を出すことで解決できます。
具体的には、「逆指値注文」を出しておきます。逆指値注文で指定した値段になった時に、自動的に損切りを実行してくれます。この注文は、基本的な注文なので、どのFX会社の取引画面からでも、注文することができます。
損切りのメリット
- 損失の拡大を防げる
- 明日もトレードを続けることが出来る
- なんとなくエントリーが無くなる
- エントリーの機会損失を防ぐ
損切りのメリットは色々とあります。一番大きなメリットは「損失の拡大を防げる」ことでしょう。これだけで、FXを必要以上に怖がることは無くなります。
また、損切りを決めておくことで、「なんとなくエントリーが無くなる」というメリットも見逃せません。1つ1つのトレードを、根拠を持って行うようになりますので、トレーダーとしても成長していくことができます。反対に言えば、損切りが出来ないトレーダーは、成長することはありません。遅かれ早かれ、資金を失ってトレードが出来なくなります。
損切りは、損失を確定する、という痛みをともなう行動です。しかし、それ以上損失が拡大しないという保険でもあります。損切りという安心材料があるから、トレーダーはFXを怖がること無く、トレードを続けていくことができます。
まとめ
- FXを怖いと感じるのは、「自分が、いくら資金を失うか分からないから」です
- 「損切り」をすることで、「自分が、いくら資金を失うか決めておく」ことができます
- 損切りには「手動で損切り」と「自動で損切り」の2種類あります
- 損切りは、トレーダーにとっての保険
- 損切りをすることで、トレーダーとして成長していくことができる
損切りについて、もう少し詳しく解説した記事があります。
良ければ見ていってください。

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