FXと言えば、1日に何回もトレードをするスキャルピング(短期トレード)のイメージがありますよね?私もそういうイメージを持っていました。数分で数万円をぱぱっと稼いでいる、動画やテレビ放送を観た影響かもしれません。
確かに、スキャルピングは、短期間で爆発的に資金が増えるトレードスタイルです。ただ、短期トレードはトレードスタイルの中でも一番難易度が高いです。
何度もトレードを繰り返すのでスプレッドが多くかかるため、必然的に高い勝率が求められます。また、短い時間で利確や損切り、次のエントリーを判断しなければいけないため、トレーダーとしての実力も必要です。つまり、スキャルピングはFXの初心者には向いていないと思います。
スキャルピングのメリット・デメリットについては、次のリンクで詳しく解説しています。
FXの初心者は、どのようなトレードをすれば良いのでしょうか?結論から言えば、FXの初心者は、難易度が低いトレードを行うべきです。難易度が低いトレードは、長期トレードと言われています。長期トレードにも、デメリットはありますが、メリットの方が多いと思います。
今回は、長期トレードのメリットとデメリットについてまとめました。
FXの初心者には長期トレードがオススメです
長期トレードのメリット
- 難易度が低い
- 長期足を使ってトレードするため、勝率が高くなる
- 手数料(スプレッド)が少なくて済む
- 大きな値幅が期待できる
- スワップポイントを利用することができる
- チャートを長時間見続ける必要がない
一般的に、長期トレードは難易度が低いと言われています。
理由は、長期足を使ってトレードするからです。長期足は、短期足と違い、素直に動くことが多く「だまし」が少ない特徴があります。そのため、勝率が高くなります。また、トレード回数が少なくなるので、手数料も安くなります。
トレードによっては、数週間に渡ってポジションを持ち続けるため、大きな値幅が期待できます。また、スワップポイントを毎日獲得し続けることができるのもメリットの1つです。
スワップポイントについては、次のリンク先の記事で解説しています。
長期トレードのデメリット
- トレードの機会が少ない
- 資金効率が悪い
- 値幅が大きいため、大きなロットでエントリーしづらい
- マイナススワップの方向にトレードしづらい
トレードの機会が少ないというデメリットがあります。大きな時間足でエントリーする機会はそうそう訪れることはありません。ただ、他の仕事をしながらFXのトレードをしている人の場合は、そこまで大きなデメリットでは無いと思います。
ポジションを長く持ち続けることが多いため、資金効率が悪くなります。また、短期トレードに比べると、値幅が大きくなることが多くなります。そのため、大きなロットでエントリーすることが難しくなります。
メリットになっていたスワップポイントが邪魔をする場合があります。エントリーしようと思っていた方向にマイナススワップが付く場合です。ポジションを持ち続ける限り、毎日スワップの分だけ資金が減っていくことになります。マイナススワップの方向へのエントリーを見送るか、少額のマイナススワップで済む通貨でトレードしましょう。
まとめ
- スキャルピングは難易度が高い
- FXの初心者は、難易度が低い長期トレードがオススメ
- 爆発的に資金を増やす必要が無いのであれば、長期トレードにはメリットが多くある
- 長期トレードにもデメリットはあるが、メリットが多く、回避可能なものも多い
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