FXには、大きく分けて順張りと逆張りの2通りのエントリー方法があります。
順張りはトレンドに沿ったエントリー、逆張りはトレンドに逆らったエントリーです。
順張りにも、逆張りにも、それぞれメリットとデメリットがあります。FXトレーダーは、この2つのエントリー方法を使いこなしていくことで、大きく利益を上げていくことができます。ただし、それぞれの特徴を考えると、FXの初心者は逆張りをしない方が良いと言われています。
今回は、FXの初心者は逆張りをしない方が良い理由について考えてみました。
逆張りのメリット、デメリットについては次のリンク先で解説しています。
FXの初心者は逆張りをしない方が良い理由
逆張りは難易度が高い
トレンドに沿ったエントリーを行う、順張りに比べると、逆張りは難易度が高いです。
基本的に、逆張りは「トレンドの反転」を狙ったエントリーになるため、天井や底を見極めていくということになります。天井というのは、上昇トレンドの終了地点で、底というのは、下降トレンドの終了地点という意味です。
トレンドの終了を見極めるということが、非常に難しく初心者向きではありません。
反転と押し目・戻り目の区別がつきにくい
反転なのか?押し目・戻り目なのか?の区別がつきにくいです。
反転したと判断してエントリーしても、押し目・戻り目でエントリーしていた、ということが多発します。
経験を積んだトレーダーで無ければ、見極めるのは難しいでしょう。また、判断が間違っていた場合でも、経験を積んだトレーダーであれば、うまく損切りすることができます。
上値だめし、下値だめしが複数回起こりやすい
天井や底では、順張り勢が上値や下値を試すことが多いです。
エントリーのタイミングを間違えると、長時間捕まってしまうことが多くなります、最悪の場合、そのまま損切りになります。
天井や底では、シビアなエントリータイミング、捕まる覚悟や精神力が求められるため、初心者にはオススメできません。
どうしても逆張りしたい場合は
どうしても逆張りをしたい場合は、5pips〜10pips程度で決済する、スキャルピングのつもりでエントリーすることをオススメします。
大きな値幅を取ることを期待せずに、反転後の数pipsを取るという手法であれば、勝率が高まります。また、ダブルトップやダブルボトムが作成されるまで待つ、ということも有効です。
ダブルトップ・ダブルボトムについては、次のリンク先で解説しています。
まとめ
FXの初心者の逆張りは、次の理由からオススメできません。
- 逆張りは難易度が高い
- 反転と押し目・戻り目の区別がつきにくい
- 上値だめし、下値だめしが複数回起こりやすい
どうしても逆張りでエントリーしたい場合は、数pipsだけを取るスキャルピングのつもりでエントリーするか、ダブルトップ・ダブルボトムが作成されるまで待ちましょう。
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